まこと整骨院

内村さんは、鳥栖生まれ、鳥栖育ちの鳥栖っ子。子供の頃は水泳を習った後に、少年野球から高校野球（鳥栖商業高校）、現在は社会人草野球に打ち込むほどの大の野球好きだ。「昔から外で遊ぶことが好きで、野球をして遊ぶことが大好きでした」と語る。高校時代に怪我が多く、痛みを我慢しながら練習を続けていた後に症状が悪化したことも度々あったと語る。
より長くスポーツを楽しみたいし、身体をケアしながら大好きな野球を続けたかったことが動機となり、内村さんは柔道整復師を目指すことになる。

高校卒業後は学校法人九州アカデミー学園　九州医療専門学校　柔道整復師科に入学し、資格取得に向けて励んだ。同校へ入学したキッカケは地元で専門的な資格を取得可能であり、地元の仲間も引き続き大事にして、青春時代を過ごしたかったことも理由だ。学生時代は高校の先輩の居酒屋(中村屋)でバイトをしたり、楽しい時間を過ごしたと笑顔で語る。
専門学校では、高校時代に野球の練習で身体の痛みを我慢しながら行っていた自身の経験から、身体の仕組みや怪我しない身体作りについて積極的に学びたいと奮起した。

専門学校卒業後は、基山町と福岡県春日市の整骨院2店で勤務した。現場ではお客さんと接する中で、実践的な施術やコミュニケーションについて多くを学んだ。
開業を意識したのは27歳の時。「自分のお店を持ちたいなと漠然と最初は考えていて、何が必要なのかを同世代で事業をしていた友達や知り合いに尋ねて情報収集しました。」と振り返る。サンメッセ鳥栖にある鳥栖ビズで創業セミナーを受講することをオススメされ、創業への意識を高めた。セミナー後のアンケートで資金調達について知りたいとコメントした所、後日、鳥栖ビズ（村口さん）より個別支援をして頂き、大変助かったそうだ。
「様々な方に相談する事で得た知識により、開業に必要な自己資金や計画の必要性が見えてきた。」「自己資金を貯めるためには、節約して貯金しました（笑）。」と笑顔で振り返った。

痛い身体の箇所を治すべく、治療することはもちろんだが、まこと整骨院は怪我をしないため、痛みが悪化しないための「予防法アドバイス」に力を入れている。具体的には自店の公式LINEアカウントでストレッチやエクササイズの参考動画を無料配信している。スマホを使用していない方には紙に印刷して提供も行っている。お客さんと一緒に治療・予防を進めていくことが身体への一番のケアになる。今後は腰痛や様々な怪我の原因となりやすい股関節のケアについて新しいサービスを計画中だ。股関節の柔らかさは様々な動きの土台となる重要な要件だと内村さんは語る。

「身体の悩みは放置しておくと悪化していくので、適切な治療と予防が重要です。怖がらずに、自分自身の身体の特徴や症状を一緒に学びましょう。」新しいお客さんとお会いできることを楽しみしています。身体の悩みを相談できる身近な存在でいたいです。」と語る内村さんの眼はとてもキラキラしていた。