ウェルカムゴルフクラブ（鳥栖ゴルフ練習場）

山田氏は佐賀市生まれ。こどもの頃はずっとバスケットをしていて、ゴルフを始めたのは20歳を超えてからだったという。
親の勧めで始めたゴルフだったが、ゴルフの楽しさにのめり込み、研修生としてプロテストを受けた時期もあった。その後は佐賀市内で、「自身の経験を活かしたい」とインストラクターとしてゴルフのレッスンを行うようになる。
ゴルフの好きなところは、「自分との戦い」と山田氏は言う。「ゴルフが好きだからインストラクターになったが、指導する立場としては、教室をやっている以上、きちんと指導しないといけないという責任感もある。責任を感じながら、ゴルフの面白さを伝えていければ。」と語る。

鳥栖市でゴルフ場を始めるきっかけとなったのは15年前のこと。縁があり、山田氏の義理の両親から、鳥栖市のゴルフ練習場を運営しないか？と言われ、現在のウェルカムゴルフクラブを始めることとなった。
山田氏は根っからの佐賀市民のため、最初は鳥栖市の土地柄・雰囲気の違いに驚いたという。「佐賀市に比べると久留米市が近かったりするので都会的で、工場なんかも多かったりするからですかね。佐賀市では地区毎に小規模の大会はあるけど、鳥栖市のように200人規模が集まる鳥栖市民ゴルフ大会はなかなかないですよ！」と語る。今では元気でアットホームな雰囲気の鳥栖が気に入っているという。

ウェルカムゴルフクラブは、時間制限なしの打ちっぱなし練習場に加え、9ホールのショートコースがあるのが特徴だ。平日は1,880円、土曜祝日2,130円で回り放題と、価格も低く設定している。また、山田氏がレッスンも行っており、小学1年生のジュニアから一般の部では90歳近い方まで幅広い年齢の方が通っているという。
「ここはみんながアットホームなんですよ！」と山田氏は嬉しそうに話す。ロビーでは自由に飲めるコーヒーポットが置いてあり、年齢関係なくみんなコーヒーを飲みながら、おしゃべりを楽しんで行くという。
また「ゴルフをしない人もくる」というから驚きだ。マッサージルームや高酸素ルームも併設しているため、治療やリラックスのために足を運ぶ方もいるそうだ。ゴルフ練習場でありながら、皆それぞれの目的で足を運び、この空間を楽しんでいるのだ。

山田氏の最近の懸念は「異常気象」だ。朝日山の麓に位置するウェルカムゴルフクラブでは、異常気象の大雨や台風で土砂崩れが起き、一部の施設が使えなくなるなどの被害が出ているという。「下には住宅もあるので、住民の方に迷惑にならないように」と気を使っているそうだ。

ウェルカムゴルフクラブでは、ジュニアゴルフ選手権の開催やショートコースを利用したゴルフコンペを月2回開催するなど、大会を通して、利用者の技術向上を図っているという。今後も「ゴルフコンペを開催し、スクールを通してジュニアの育成をしていきたい！」
「アマチュアの子がベストパフォーマンスを発揮できるように、ジュニア、プロを目指す人のサポートしていきたい！」と山田氏は意気込む。このウェルカムゴルフクラブから世界へ旅立つ選手が現れる日も近いかもしれない。

日頃の成果を十分に発揮して、ベストパフォーマンスを目指してください！