(株)サガン・ドリームス（サガン鳥栖）

高橋さんはサガン鳥栖で18年前にプロサッカー選手としてのキャリアをスタートさせ、2021年シーズン引退後、2022年にサガン・リレーションズ・オフィサーへ就任。クラブの理念である「人づくり・まちづくり・夢づくり」を実現すべく、自治体との協働やスポーツ普及活動、鳥栖市特命応援団長として活動している。サガン鳥栖を多くの方に愛していただくキッカケづくりに奮闘する高橋さんに同職への想いを語っていただいた。

高橋さんは長野県で生まれ、父の影響で小学校時代は野球（右投・左打・ショート）や走り幅跳びにも熱中していた過去がある。走り幅跳びでは、小学校4年時に小学生の部で県1位になる等運動能力の高さはお墨付きだ。
小学校2年でJリーグが開幕し、サッカークラブチームでの練習に加えて、学校の部活動でもサッカーがしたいと通っていたほどのサッカー好きな少年であった。
プロサッカー選手になって初めて訪れた佐賀県鳥栖市でサガン鳥栖に在籍して16年間。たくさんの思い出と感動が蘇るという。スタジアムでサガン鳥栖を心から応援していただき、力を送っていただいたサポーターやファンの皆様があって、また、地域の皆様からの力添えがありサガン鳥栖は頑張れていると話す。
「毎試合後、サポーターやファンの皆様へ、あいさつに回る時が1番うれしい瞬間でした。本当に歓声が力になる瞬間でした！」と振り返る高橋さん。

サガン・リレーションズ・オフィサーは高橋さんとクラブで協議して発足した役職だ。クラブを愛して、引退後にもっと多くの方へサガン鳥栖を知ってほしい、繋がるキッカケ作りをしたいという想いでスタートしている。
現在では、鳥栖市内の小学生・中学生・高校生に対して講話で回ることも多いそうだ。講話の中では、夢を持つことやスポーツ選手として経験したやりがいや厳しさを子供たちに発信している。講話の後に、必ず投げかける質問を教えてくれた高橋さん。「みんなサガン鳥栖の試合に来たことあるかな？？」「まだ全員の手が上がったことがないので、子供たちにサガン鳥栖を身近に感じていただく普及活動を頑張りたい！」と笑顔を見せた。
サガン・リレーションズ・オフィサーとしての今後の活動は多岐に渡り、サガン鳥栖情報発信活動でのメディア出演やスポーツを通じた健康活動やスポーツ普及活動等だ。高橋さんのスポーツ文化の発信が、鳥栖の町にとっても非常に重要になることは間違いない

今年の夏の甲子園へ鳥栖工業高校野球部が初出場したことは、鳥栖市が1つになった瞬間だったと振り返る高橋さん。1回戦・2回戦とみんなのモチベーションも上がり、スポーツの力を改めて実感したそうだ。「佐賀県の皆様が同様にサガン鳥栖を応援し、高まっていただけるように、自身の活動も今後高めていきたい。スポーツの力は本当に凄いです！」と笑顔を見せた。

「地元開催で選手として、出場できること自体が一生に一度の貴重な瞬間だと思います！」今まで近くで応援して、支えてくれた家族・指導者・仲間に感謝して頑張ほしいですとエールを送る高橋さん。
スポーツはまず好きだという気持ちを忘れずに、自分を信じてトレーニングに励んでほしい。佐賀県はSSP構想（佐賀県スポーツピラミッド構想）で佐賀県から世界に通用する選手を育成して、輩出できるように様々なトレーニング施設や競技場の整備が進んでいる。行政も一丸となって、スポーツ支援をしていただける素晴らしい環境が佐賀県にはある。
「みんな、自信を持って頑張ってください！！」

地域を盛り上げること、サガン鳥栖を愛して欲しいという想いを発信する高橋さんの今後の活躍から目が離せない。