とらやラーメン

創業70年、戦後から続く一杯の物語

鳥栖市本町の住宅街にひっそりと佇む「とらやラーメン」。その歴史は戦後間もない昭和28年にまでさかのぼります。創業者は「地元の人に温かい食事を」との一心で店を開き、食材も設備も乏しい時代に、心と体を満たす一杯を目指して鍋を振るいました。
現店主・服部敏郎氏はその想いを引き継いで47年。味を守りながらも時代に合わせた工夫を加え、地域に寄り添う姿勢を大切にしています。路地裏にありながら常連客に支えられ続け、今では「知られざる名店」として多くの人に愛されています。

看板の豚骨ラーメンと受け継がれる味

創業以来の看板メニューは豚骨ラーメン。じっくりと炊き出したスープはあっさりとしながら奥行きのある旨味が特徴で、最後の一口まで飽きのこない仕上がりです。中太ストレート麺が絶妙に絡み、チャーシューやきくらげ、ネギが一杯の調和を生み出します。さらに現店主が磨きをかけた「とんこつみそラーメン」は、コクとまろやかさが融合した一杯として人気を集めています。
ラーメンにとどまらず、ちゃんぽんや焼きそばも固定客が多く、セットメニューの充実も地域の支持を集める理由のひとつです。

支え続ける「安心感」と「懐かしさ」

とらやラーメンの魅力は、ただ味わい深い一杯を提供するだけではありません。口コミには「昔ながらの豚骨ラーメンで懐かしい」「久留米系に近い風味」といった声が並び、安心感や原点回帰の魅力が伝わってきます。親子三世代で訪れる客も多く、「懐かしさ」と「安心感」は店の代名詞となりました。
また、遠方から口コミを頼りに訪れる客も後を絶たず、老舗でありながら新しい出会いが常にあるのも大きな強みです。こうした信頼は、「味だけは妥協しない」という店主の信念に裏打ちされています。

苦労とやりがいの狭間で

毎朝の仕込みに時間をかけ、豚骨を炊き、スープの状態を確認する日々。近年は食材価格の高騰に頭を悩ませることも少なくありません。しかし、店主は「味だけは譲らない」と断言します。その信念こそが、常連客に長年支えられてきた理由です。営業の厳しさがある一方で、「美味しかった」「また来たい」というお客様の一言が何よりのやりがいとなっています。
常連客からは「あと10年は営業してください」との声も寄せられ、店主は「体力が続く限り一日でも長く続けたい」と笑顔を見せます。

「帰ってこられる味」を守り続けて

70年の歴史を重ねた「とらやラーメン」。それは地域に根ざした一杯であり、人々の生活に溶け込んだ存在です。地元の人々にとっては、ふと食べたくなる味であり、遠方から訪れる人々にとっては「また来たい」と思える店。その両方を叶える「帰ってこられる味」を守り続けることが、これからの使命だと店主は語ります。
「鳥栖で昔ながらの豚骨ラーメンを楽しんでいただきたい。お気軽に立ち寄ってもらえればうれしいです」との言葉の通り、これからも地域の食卓を支え続ける老舗として歩みを進めていくことでしょう。

服部社長のスキ!

服部 敏郎 社長

服部 敏郎 社長

  • Q.鳥栖の行きつけのお店

    ・支那そばや鳥栖
    ・麺処・吞処 中華そば みのる

  • Q.休日の過ごし方

    自宅の草刈り、お手入れ

  • Q.趣味

    家族みんなでごはんを食べること

☆基本情報

事業所名 とらやラーメン
業種 ラーメン
住所 鳥栖市本町2-1433-7
TEL 080-6211-4503
駐車場 10台
店休日 月曜日
営業 11:00~19:30